けいおん見てバンド始めた女子高生たちは今どこに?
こんにちわ、適当ギタリストの竹中ギー太です。
2009年と2010年にテレビ放送された「けいおん」は社会現象を巻き起こし、
多変な数の学生バンドが誕生したものでした。
道を歩いていても女子高生の5人に一人は楽器ショルダーを背負ってる、
ってくらいの大変な現象でした。
メディアでは一切取り上げられませんでしたが。
このバンドブームは、ビートルズやイカ天をはるかに超える規模だったと思います。
なぜそんなに広がったのか?
たかが1クールの深夜アニメで。
それはバンドの音楽の楽しさを初めて伝えた作品だったからだと思います。
それまでは音楽といえば苦しい世界、大変な競争を勝ち抜いてプロになる、
ヤザワの「成り上がり」とかがミュージシャンの聖典でしたが、
けいおんにおいてはただ単に音楽を楽しむ、ゆとり友情物語が共感されたんでしょう。
ギターを背負う=ダサい から ギターを背負う=可愛い
に、すさまじい方向転換が起こったことも大きいですね。
けいおん世代の親や教師はイカ天世代に当たってたようで、
アマチュア音楽に対する理解もあったんではと考えられます。
さて本題です。
通学路を埋め尽くした、ギターを背負った少女たちは10年後の今何をしているのでしょうか?
当時16歳なら、今は25歳くらいですね。
インディーズでやってるバンドもあるかもしれませんが、ごく少数でしょう。
やる気のあった少女は年の近い男性バンドの花として、地域の音楽祭で活躍してるかもって程度ですかね。
もちろんそれが、けいおん の目指すところであったことは間違いはないでしょう。
けいおんにプロとか金儲けなんて言葉は一切出てきませんでしたし。
地域に根を張った生涯アマチュアバンド音楽家。
現代の音楽シーンのキーワードはこれです。
トッププロのステージは誰の参考にもならないオリジナルすぎるものになりました。
本当に楽しい音楽は町内にあるかも。
これが、けいおんのもたらした革命になるのかもって、個人的に望んでいるのですよ。
20代30代の女性たちによる再チャレンジバンドが雨後のタケノコのように増えることを夢見ながら、
ギターの練習は明日やればいいやと決めた竹中ギー太でした。
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