テトラコードとテトラトニック・スケールは同じです
今回のお題ははテトラトニックスケールです。
毎回音数が減っていってますが、適当です。
以前のスケールまとめ記事でも書きましたが、もう少し詳しく考えてみます。
- 1、テトラコードあるいはテトラトニックスケールの定義
- 2、ここでは嫌がらせとしてテトラコードと呼ぶことにします。
- 3、テトラコードの考え方
- 4、テトラコードによるインプロヴィゼーション
- 5、5度上のテトラコード
- 6、2度上のテトラコード
- 7、三段階のテトラコードを自由自在に使用してインプロする
- 8、その他の4音を取り入れてみる
- 9、アウトサイド・テトラコード
- 10、sus4テトラコード
- 11、古い考え方のテトラコードを検証する
- 12、まとめ
1、テトラコードあるいはテトラトニックスケールの定義
テトラコードで検索すると音楽理論の記事がほとんどありません。
いわゆるブルーオーシャンと言う奴です。
原因はどうやら超クラシック理論にあるようです。
古代ギリシアの理論家が決めた縛りを恐れて、正論が書けない状況なんですね。
完全4度の範囲内に4つの音とか、明らかに狂っています。
これは7音音階が先にありきでの後付け理論のようですから、頭が固いとしか言いようが無いですね。
テトラトニックスケールであれば、意味は4音音階です。1オクターブ内に4つの音と言う意味です。
テトラコードは前後の流れから言って、バランスの良い4音スケールと決めます。
前後とはトライアド(バランスの良い3音)、ペンタトニック(バランスの良い5音)
これで、文句は言わせません。
と言うのは、相当頑固な自称理論家が大勢いるからであって、ネットの検索結果にもイライラしてしまいました。
正論を書いている人は見当たりませんでしたので。
2、ここでは嫌がらせとしてテトラコードと呼ぶことにします。
メジャートライアド ドミソ と ペンタトニックスケールの中間の音列として
ドレミソ を基本形とします。
スケール名はメジャー2と呼ぶのが正論です。
マイナーの場合は ドミ♭ソ とペンタトニックの中間なら ドミ♭ファソ になります。スケール名はマイナー4になります。
しかしここでは、メジャーテトラコード、マイナーテトラコード、で統一します。
ゴロがいいと言うことと、さらなる嫌がらせです。
3、テトラコードの考え方
主にトライアドの考え方に準じます。
練習方法は4の階乗で24のパターン
1234、1243、1324、1342、1423、1432
2134、2143、2314、2341、2413、2431
3124、3142、3214、3241、3412、3421
4123、4132、4213、4231、4312、4321
展開形が3つで合計4音列 24×4=96 結構多いですね。
C△7 ドレミソ
C7 ドレミソ
C7♭9 ドレ♭ミソ
Cm7 ドミ♭ファソ
Cm7♭5 ドミ♭ファソ♭
もしかして、この練習が嫌なので皆さん避けているのでしょうか。わたしも嫌です。
1234と4321だけでも練習しとけば理解は出来ますし、同様に展開形をやっとけば、まあまあ応用も利きます。
一回くらいは全部やったほうがいいような気もします。
とりあえずジャズブルース進行かなんかを、一小節に二拍だけ1234で音を出してみてください。酷いなと思ったらリズムが酷いのです。普通のリズムであれば普通だと感じるはずです。
ルートから始まるテトラコードは音楽の基本の一つですので、少し時間をかけて取り組んだら耳も鍛えられて良い結果になると思います。
4、テトラコードによるインプロヴィゼーション
4音だけに絞ってアドリブの練習をすることは、様々な利点を見出せます。
工夫次第ではこれだけで完成した音楽を作り出せるはずですが、不勉強のためか聞いたことはありません。
ワンコードで4音のみでアドリブの練習はワンダーランドかもしれないです。
音楽性を高める訓練にはなりそうですね。
すでにバリバリアドリブしている人は、新しい経験が出来ます。
5、5度上のテトラコード
トライアドと同様に5度上をルートにするとミドルのサウンドになります。
C△7 ソラシレ
C7 ソラシ♭レ
C7♭9 ソラシ♭レ♭
Cm7 ソシ♭ドレ
Cm7♭5 ソ♭シ♭ドレ(レ♭)
これを上と同様に練習します。
「いやです。」
まあ、そう言わずにw
まあまあ美しいサウンドになります。
6、2度上のテトラコード
アッパーストラクチャーのサウンドになります。
C△7 レミファ♯ラ
C7 レミファ♯ラ
C7♭9 レ♭ミファ♯ラ(ラ♭)
Cm7 レファソラ
Cm7♭5 レファソ♭ラ♭
これも同様です。大変ですねw
7、三段階のテトラコードを自由自在に使用してインプロする
ややギャグじみてきましたが、可能でしょう。もしかしたらリズムが一番の問題点になるかもしれません。
自分を見つめ直してみるような練習法です。
あらかじめ山寺に予約を取って、弱い心が現れたら滝に打たれるのも良い方法です。
ここまでくると7つのインサイドノートすべてが使用できますので、言い訳は出来ないです。
まあ、やらなくてもいいのかもしれませんが。
8、その他の4音を取り入れてみる
音階大辞典にも多くの4音スケールが載ってますし、インサイドな4音スケールは沢山あります。
例えば、CメジャーテトラコードとAマイナーテトラコードの交換も可能です。
それぞれ三段階ありますし。
インサイドな4音を書き出したら、24×4=96 のパターンが存在します。一応。
ピアノの4声のコードを分解して24のパターンの可能性を探る方法もあります。
意外な音列があったりもしますので侮れないですよ。
9、アウトサイド・テトラコード
4音のうち一つ以上のアウトサイドノートを含むものをアウトサイド・テトラコードと呼びます。
10、sus4テトラコード
ドレファソ の音型は応用範囲が広く、一つのコードに多くのkeyで使用できます。
11、古い考え方のテトラコードを検証する
完全4度内に4つの音です。フレーズの出だしの音列とかで応用は利きます。
12、まとめ
理屈ではこれだけで音楽創造は可能です。
次の段階は、ノート、インターバル、トライアド、ペンタトニックとの混合だと思いますが、才能のある人は直感的におこなっているふしもあります。
所詮は机上の理論と考えるか、可能性を求めて潜り込むかは個々人の判断に任されます。
個人的には非常に緻密で納得のいく理論ではあると思えました。
テトラコードとは1オクターブ内でバランスの良い4音のスケールである、と考え直しただけでここまで広がると言うことが言いたかったのです。
バランスの悪い4音スケールも実用化している人がいますので、可能性を狭める方向で考えるのは間違いだと思います。
テトラコードは実用化すべきであると言うのが今回の結論でした。
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