oncontextmenu="return false;"

竹中ギー太の忍法帖

ノンポリギター弾きの日々異常無し日記

MENU

ジャズスタンダードコード進行の考え方 AB形式

少し間が開いてしまいましたが元気にやっております。 前回は「リズムチェンジ」というコード進行でAABA形式を掘り下げてみましたので、今回はAB形式で32小節の進行を取り上げます。 20世紀前半に主にブロードウェイのミュージカルのために作曲された歌曲は…

【リズム・チェンジ】 ビバップジャズの魂に触れよう

ジャズの基本と言えば、ブルース、マイナーブルースとリズム・チェンジです。 日本の音楽学校などではブルースはともかく、リズムチェンジがないがしろにされてはいないでしょうか? リズムチェンジの代わりに「枯葉」が推奨されていませんか? 学校の状況は…

スムースジャズ(フュージョン)の演奏を一般化するためのアイディア

60年代後半のジャズロック、70年代のクロスオーバー、80年代のフュージョン、90年代のスムースジャズ。 街では良く聴くのに演奏されることは少ないジャンルになっているようです。 ギターに限れば4ビートジャズより、ボサノバ以降のジャンルのほうが向いてい…

ジャズギターブログ 初めて半年で1万pv到達 とりあえずの一里塚

で、今回は完全な雑記です。 「ジャズギターブログ」じゃないじゃん、って言われそうですが。 ジャズギターで検索するとその筋では有名なギタリストの実名ブログばかりです。 超ブルーオーシャン地帯とは言え、無名の匿名ブログでは相手にされそうもないなと…

ジャズアドリブ理論 リズムバランスの良いフレージングとは

アドリブフレーズの構築法としてリズムを先に決めて音を乗せるという方法があります。 一度音楽として完成されたものからリズムだけを採用して、理論的に音を乗せ換えて新しいラインを作ると言うやり方です。 メロディックリズムと言う名称もある理論です。 …

ジャズアドリブ理論 Ⅱ-Ⅴフレーズの考え方

ジャズのアドリブを勉強する際に必ず目にするのは、Ⅱ-Ⅴフレーズを覚えると言う考え方です。 ジャズの歴史上、Ⅱ-Ⅴフレーズが作り出されるようになってから120年くらいたっていると思いますので、もう可能性は無いとも言えます。 でも、ありきたりのフレーズ…

一小節に4つ刻みのジャズギター・コードワークの解説

カウントベイシー楽団の副リーダー格で、ベイシーと共に看板スターであった「フレディ・グリーン奏法」について解説します。 カウントベイシー楽団は1936年、ニューヨークで「カウント・ベイシー・オーケストラ」として正式デビューを果たし翌年は「ワン…

ジャズアドリブ入門 ブルース進行でスケール練習

ギター歴はあるけどジャズギターの知識はあまりないという人向けに、分かりやすい練習法を解説します。 ギター向けの練習法ではありませんので、ピアノやサックスなど全ての楽器で応用できるように書きました。 12小節ブルースを使用しますので、ジャズブル…

ジャンゴ・ラインハルト「俺はパリのキング・オブ・スイング。」

ベルギー生まれのパリ育ち、天才という呼び名にふさわしい真のジャズ・ギタリスト、それがジャンゴ・ラインハルトです。 昨年、ジャンゴの映画が公開されたそうですが残念ながらまだ観ていません。 1910年から1953年、43年の生涯でしたが、人生のほとんどを…

チャーリー・クリスチャン モダンジャズの開祖 スイングするシングルライン

1939年、ベニーグッドマン楽団に加入しジャズギターのみならず、ジャズと言う音楽ジャンルの改革者となった若き黒人ギタリスト、それがチャーリークリスチャンです。 現在、クリスチャンの演奏を聴けるのは、「The Original Guitar Hero」と「ミントンハウス…

【ブルースギター】から【ジャズギター】への道のり 演奏家としての意見

ジャズはブルースである。 これが私の音楽観の基本です。 もっとも好きな音楽はブルースとジャズです。 ブルースとジャズのあいだには大きな隔たりがあると思っている人も多いでしょうが、実はそれほどでもないのです。 12小節ブルースとジャズブルースに集…

ラリー・カールトン チョークノートは渦を巻く

私がラリー・カールトンの名前を始めて意識したのは、クルセイダーズのアルバムからです。 70年前後のジャズロック時代のクルセイダーズは相当通好みの作品が多い印象ですが、今聞いてみるとその原因は若きギタリスト・ラリー・カールトンの時代を先取りした…

ジョニー・ウィンター 今こそ聴け!100万ドルのブルースギター

まあ、100万ドルと言われてますが実際は数十万ドル(不明)と言うことなので、50万ドルとして当時の貨幣価値で1億8000万円くらいですか。 現在の価値なら20~30億円とかな? レッドソックスに入った松坂の移籍金くらいでしょうか?(古い?) まさに…

エドワード・ヴァン・ヘイレン 実はコードワークの革命

音楽一家に生まれたロックンロール大好き兄弟にありがちな流れとして、兄のアレックスがギター、弟のエディがドラムと言う担当だったそうです。 ジョニーウィンターやデュアンオールマンも兄でしたね。 ところが、アレックスはドラムのほうが面白くなり交代…

デュアン・オールマン 俺は平和のために桃を食べるのさ

ローリングストーン誌の選ぶ歴史上もっとも偉大な100人のギタリストで第2位、改訂版では第9位。 その上位5人とは、 1位 ジミ・ヘンドリックス 2位 デュアン・オールマン 3位 B・Bキング 4位 エリック・クラプトン 5位 ロバート・ジョンソン わずか3年ちょっ…

クラシックギターを独学で学ぼう

世界で最も普及しているギターは何かご存知ですか? ナイロン弦アコースティックギター、通称クラシックギターです。 日本ではあまり見かけなくなりましたが、30年以上前ならギターと言えばクラシックギターが第一に挙げられていたのです。 テレビで露出が多…

デビッド・ギルモア 冷静に狂気と神秘を見たギタリスト

イギリスのレジェンド級ロックバンド「ピンクフロイド」は1965年に結成されたそうです。 当初のメンバーではありませんが、シンガーソングライターで優れたギタリストであったシド・バレットを中心にブルースロックからサイケデリックロックへと変わっていき…

エリック・クラプトン 君はギター神を見たか?

ローリングストーン誌の最も偉大なギタリスト第二位のエリック・クラプトンです。 第二位と言っても、一位はジミ・ヘンドリックスの特等席ですから実質一位と言っていいですね。 それでなんの一位なの? と、いろんなジャンルのギタリストからの突っ込みが入…

ボサノヴァ・ジャムセッションは手軽に開催可能 知的なムードが溢れます

残念ながら日本で(世界でも)ボサノヴァ・ジャムセッションは少ないようですが、音量の小ささを考慮すれば最も手軽なジャムセッションと言えます。 ブラジル音楽だと大音量なのでは?と考える人も多いでしょうが、ボサノヴァは少人数のサンバと言う意味で、…

一般的ジャムセッションにおける女性ヴォーカル

ジャムセッションシリーズの第四弾はヴォーカルになります。 セッションに参加するジャズ歌手は圧倒的に女性が多く、男ばっかりの地下室のジャムセッションでは荒地に花のような風情ですが、以外にも歓迎されない場合が多いです。 セッションになれている女…

ジャムセッション 頻度は高いが注意が必要な50曲

ジャムセッションで扱われる曲は20世紀前半のブロードウェイミュージカルまたは、40~50年代に作曲されたジャズオリジナルが多いのが普通です。 実際に演奏を聴いても参加しても非常に効果的な曲が多いと思いますので前回まとめて観ました。 同時期の有名では…

ジャズのジャムセッションで頻度が高い曲50曲選びました

国内のジャズのジャムセッションは現在でも盛んなようです。 ジャズは聞くより参加する方が楽しいですし、慣れれば気軽に参加できるサークルとしての価値が高いです。 参加費も1500円~3000円程度の店が多く、それほど負担にはなりません。 ジャムセッション…

江部賢一編曲集 比較的入手しやすいもの

前回の記事で取り上げた「華麗なるギターソロアルバム」と「ギターソロポピュラー名曲集」は出版社倒産のため再発の見込みがない作品でした。 作曲著作権と違って編曲著作権は出版社が持っているため、再販しようと思っても面倒な手続きが必要らしいです。 …

江部賢一 Keniti Ebe 20世紀最大のナイロン弦ギター編曲家

日本のフランシスコ・タレガ、いやそれ以上の存在です。 ナイロン弦ギターの編曲に関しては史上最大の存在であると思います。 2015年12月24日64歳で亡くなったことは記憶に新しい方も多いでしょう。 同時期に佐藤正美さん、佐藤弘和さんというギター編曲家も…

竹内永和編曲集 ワールドミュージックも勉強になりました

竹内さんの編曲は出来るだけ集めているのですが、たぶんまだ30曲くらいありそうです。 例えばこれ。セリーヌディオンの「タイタニックのテーマ」 無いとなると欲しくてたまらなくなります。 Mission Impossible - Lalo Schifrin (arr. Noriyasu Takeuchi) cl…

竹内永和 Noriyasu Takeuti 20世紀ギターの千夜一夜

洗足学園音楽大学ワールドミュージック科講師の竹内永和氏ですが、 このブログでは「ポピュラーギター名曲集」「映画音楽名曲集」など、90年代前後に発表された編曲集の作者としての扱いになります。 ポピュラーソロギターの聖典 竹内永和編曲集 - 竹中ギー…

ナイロン弦ギターで映画音楽のソロ演奏はギタリストの基本

前回に続いて竹内永和さんの著書についての内容になります。 www.tokio.work 前回調べて見て気が付いたのですが、ポピュラーソング集1はレベル高めです。 なので、映画音楽集は簡単めの編曲なのかと期待したのですが、1996年刊行の第2集と2002年刊…

クラシックギターでポピュラーソングは至福のひと時 竹内永和編

最も手軽な楽器演奏はソロギターですね。 Singing in the Rain 雨に唄えば 竹内永和 編曲 当ブログの2度目の登場の竹内永和氏の著作集ですが、内容が素晴らしすぎるのでさらに詳しく解説していきたいと思います。 www.tokio.work クラシックギターの勉強をし…

LP時代のロックギター名盤BEST50を選んでみました

ROCKはCD時代になって魅力が薄れたとは言いませんが、LP時代のような物語性のある作品が減ったことに異論がある人は少ないでしょう。 ロックスターと呼ばれた人の大部分は60年代~70年代にデビューして、LP時代を謳歌しました。 しかし彼らは80年代中期のCD…

イングヴェイ・マルムスティーン 愉快な性格の超絶ギタリスト

初めて聞いた作品は「トリロジー」です。 Trilogy Suite Op. 5 - Yngwie Malmsteen レンタルで手に入れたのですが、アルバムの完成度が高く当時は愛聴していました。 トリロジー インギーさんはスウェーデンの裕福な家(本当に貴族なんですか?w)で育った…